5.1.14

もう一つのカフェ?



先日のこと。

フランス語で書かれた哲学書を読むカフェをやってはどうか、というアイディアが浮かんだ。生き方に関連した哲学を展開した方の著作を中心にして。以前に開いたSHEの懇親会で出てきた話が思い出されたからだろう。フランス語から読んでいくと、翻訳では得られない何かを感じることが少なくないので、それなりの意味はあるだろう。わたしの場合、フランス語を始めていなかったとしたら哲学には入っていなかったと断言できるからである。

具体的には、一人の哲学者の書を一冊読むという手もある。しかし、今のところ日本での時間が限られているので難しそうである。面白そうなテーマについて書かれた一章を数回に分けて集中して読むというやり方であれば、可能かもしれない。

ただ、現在3つのカフェを4日開いている。さらにもう一つ増えるとなると、マスターの限界を超えそうな予感もする。勿論、この試みは参加希望者がいることが前提ではあるのだが、、。いずれにせよ、始めることができるのは来年以降になるので、もう少しアイディアを温めてみたい。

(2016年10月25日)


この試みについて、都合が合えば参加したいという方からお便りが届いた。少なくともこのような会に興味をお持ちの方がいるということは分かった。このカフェはマスターが教えるというのではなく、参加者と一緒に学び、成長したいと考えているカフェである。自らに引き付けて考えやすいテーマを扱うカフェである。今のところ、この程度のイメージである。考えてみれば、SHEもPAWLも同じだったと言えるかもしれない。もう少し練りながら、暫く様子を見ることになりそうだ。

(2016年11月2日)


暫く様子を見ることにしていたが、思い切って開店に向けて進むことにした。名前は「ベルクソン・カフェ」とした。その理由は以下の専用サイトに簡単に触れているのでご参照願いたい。

http://sci-phi-bergson.blogspot.fr/

来年1年やってみて、いろいろなところに無理が出ないかどうか、そこに意味を見出せるかどうかを確かめることにしたい。ご理解、ご協力をいただければ幸いである。

(2016年11月28日)